少額決済もクレジットカード!?
今後あたりまえとなるクレジットカードの
タッチ決済(非接触決済)とは

日本政府は、キャッシュレス決済比率を2025年6月までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%をめざす方針を打ち出しています。そのような昨今ですが、「タッチ決済」という言葉を耳にすることが増えていないでしょうか?
すでに多くの方が利用している電子マネーも、カードやスマートフォンをかざすことで決済できますが、「タッチ決済」というと、クレジットカードでの決済の場合を指すことが一般的となっています。
本稿では、今後新規で発行されるクレジットカードにはほぼ搭載される「タッチ決済(非接触決済)」機能について説明します。
クレジットカードのタッチ決(jue)済(非接(jie)触(chu)決(jue)済)の拡張(zhang)を検討(tao)している精算(suan)機(ji)メーカーの方や、小売り・流通業界でクレジットカードのタッチ決(jue)済(非接(jie)触(chu)決(jue)済)の対応を検討(tao)している方、クレジットカード発行会社の方などへのご参(can)考となれば幸(xing)いです。

タッチ決済

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クレジットカードのタッチ決済(非接触決済)とは

クレジットカードのタッチ決済(非接触決済)(以下、クレジットカードのタッチ決済)とは、日本でもなじみが深い交通系や流通系などの電子マネーで利用されているような非接触型のICチップが入った、クレジットカードで利用可能な機能です。
VISA、MASTER CARD、JCBなどの国際ブランドが展開しており、一部のブランドからは「Contactless(コンタクトレス)」とも呼ばれています。
非接(jie)触(chu)ICが入っているクレジットカードには「タッチ決済」対応マークがついており、決済用端末(mo)に「タッチ」するだけで電子マネーと同(tong)じようにスピーディーな決済が可能です。

タッチ決済カードイメージ

クレジットカードのタッチ決済の普及状況

国際ブランドが展開しているクレジットカードのタッチ決済ですが、各ブランドで普及のための方針を打ち出しています。VISAでは新規発行のクレジットカードは全てタッチ決済としており、JCBも23年6月以降の新規発行カードはタッチ決済となり、他の国際ブランドも追随する動きをとる模様です。
22年のクレジットカードの発行割合は接触ICクレジット単体で36%、非接触ICクレジットが51%と、発行比率が逆転しました。(当社調べ)
さらに2023年(nian)5月には、ビザ・ワールドワイド・ジャパンから、国内におけるVisaのタッチ決済対応カード発行枚数が2023年(nian)3月末時点で1億枚を超えたと発表されました。※

各ブランドの非接触対応

各ブランドの非接触対応状況(kuang)(当社調べ)

クレジットカードのタッチ決済のメリット

企業側のメリット

スピーディーで簡単な決済

クレジットカードをタッチするだけで決済できるため、レジのオペレーション負荷を軽減し、回転効率も向(xiang)上すると考えられます。また、これまでのクレジットカードで必要だったPIN入(ru)力も非接触クレジットカードでは不要です。(ただし、一定(ding)金(jin)額以(yi)上の場合はPINの入(ru)力、サインが必要になります)

国際基準のタッチ決済

日本であたりまえのように使われている交通系・流通系電子マネーは基本的に国内のみで利用可能な、いわばガラパゴス的な決済方法でした。
一方クレジットカードのタッチ決済は、すでに約200カ国で利用できるようになっており、ビザ・ワールドワイド・ジャパンの発表では2023年3月の時点で全世界の対面取引でのタッチ決済比率は57%となっています。※
今後も2027年までに、タッチ決済対応カードは全世界で48%増加すると予想されており、ますます世界中で当たり前の決済手段となっていくと考えられます。※
インバウンド需(xu)要が増加しているなか、訪日外国人に対してもスムーズな決済が可能となります。

決済端末のシンプル化と保守性の向上

今までクレジットを利用するためには磁気、接触IC、非接触ICの3つの方式に対応するため、機器が大型になったり高額になったりしました。しかし、非接触ICのみに特化した決済端末ではサイズは縮小し、磁気や接触ICを読み取る部材もなくなることから形状もシンプルになっていくことが想定されます。
また決済端末の不具合として多い、読(du)み取り端子の故障や不純物のつまりなどが、カードとの接触がなくなることで解消し、保(bao)守性が向上します。

カードの汚れ・破損の減少による継続的利用

発(fa)行(xing)したカードが削れたり汚れたりしないことで、カード交換・再発(fa)行(xing)の手続(xu)き対応(ying)が減らせます。これは、ブランド毀(hui)損を防ぐことにもなりますし、きれいなカードを使い続(xu)けてもらうことはユーザーとのエンゲージメントを強くすることにもつながります。

ユーザー側のメリット

お気に入りのクレジットカードが長く使える

お気(qi)(qi)に入りのデザインやステータスのあるクレジットカードでも、磁(ci)気(qi)(qi)や接(jie)触ICのカードの場合(he)、決(jue)済(ji)端(duan)末との接(jie)触で絵(hui)柄が削(xue)れてしまうことがありました。タッチ決(jue)済(ji)にすることで磁(ci)気(qi)(qi)や接(jie)触ICと読み取り端(duan)子との接(jie)触がなくなるため、カード券(quan)面が削(xue)れたり汚れたりすることは、ほぼなくなります。また衛生的にも優れていると言えます。

おわりに
<クレジットカードに「タッチ決済」が加わって変わること>

本来2020年の東京オリンピックにあわせて進められていたクレジットの「タッチ決済(非接触決済)」対応ですが、新型コロナウイルスの影響で遅れたものの、ようやく日本でも普及が進んできています。
現在、全国の鉄道、バス、フェリーなどの公共交通機関でも導入は進んでおり、これまでのような、「クレジットは高額決済」、「少額決済は電子マネーやコード決済」という考え方が変わってくることも想定されます。また、決済のしやすさだけでなく、決済時に発生するポイントを集約したいという利用者ニーズから、クレジット決済に全てまとめようとすることも考えられます。
昨今、コード決済や電子マネーの利用が、事業者のキャンペーン施策や政府のポイント施策などの影響もあり伸びてきていました。しかし今後は、スマートフォンにクレジットカードを登録したApple PayやGoogle Payでタッチ決済が可能になってきたこともあり、決済方法の比率は変わっていく可能性があります。そのため加盟店は、顧客のニーズに合わせたさまざまな決済方法への対応と、決済方法に見合った機器の更新が必要になってくると予測されます。
(この情報は2023年7月現(xian)在のものです)

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